庄内浜　釣れ釣れ日記

「地味で退屈な事柄にこそ神様が住んでるんだ」
　　　　　伊坂幸太郎　「重力ピエロ」　より


久しぶりに海が時化た

昨日のお話

最近、凪続きだったので

海水が撹拌されて

時化後は期待できるのかなぁ〜

と海を見ながら海岸沿い

車を走らせます。

時刻は17時になるところ

海はダメなので

夕まずめの渓にと思った次第です。

到着して

フライタックルを準備

気温は17度、少し肌寒く

ネルシャツを羽織り

ウェダーを装着

いざ、入渓！

時間も時間なので

奥には入らず

車の見える場所

クマも心配ですし（笑）

飛んでいる虫は

少なめ・・・

気温が低いからか？

今の所、ライズもなし

キャストして

毛針を流す

ただひたすら続けます

奥の方に小さい淵

水深があり

上には木々が生い茂り

隠れる場所には

もってこいの場所

そこに流れ込む

流れに毛針を

キャストして

淵まで流して

いるのですが

なかなか出てくれない

出ても小さなイワナが

フワッと浮上し

ポチャッと毛針を咥えて

フッキングせず

元の場所に何事もなかったかのように

戻っていきます・・・

そんなのが２回ほどあったくらい

それでも小さな毛針を

何度も何度もキャストしては

流すという地味な作業をひたすら

黙々と続けます

気がつけば時刻は19時手前

そろそろ終わりにしようかと思った矢先

やっとライズが！？

単発ですが

やっとやる気になったのか（笑）

ライズした付近へ毛針を流すと

ボシュッ！と

出ました！

翻り反転

するやいなや

淵に向かって

泳ぐ泳ぐ

ロッドは

ぐんにゃり曲がり

突っ込みを止めようと

ラインを抑えて

耐えようとすると

今度はジャンプ！

役者です♪

魚が走る方向に

自分も動き

疲れるのを待ちます

そして走りに走られ

淵を抜けたところで

やっとネットイン

いいヤマメ♪

体高もあり

なんとも

神々しく

美しい

吸い込まれそうな肌

時間になり

淵の底から

浅瀬に餌を求め

さしてきたのかなぁと

見とれていること数分

いつの間にか

あたりはほの暗く

時計の針は19時20分を

過ぎるところ

この一匹で

満足して

渓を後にしました。

地味で退屈なことを

抜きに結果を求めると

ろくな結果を生まない。