庄内浜　釣れ釣れ日記

「危険は段階を踏んで訪れると、思い込んでいるわけ
　肺癌になると言われても、タバコを辞めないのと同じ」
（出典　伊坂幸太郎『グラスホッパー』　文庫：p219）

想像してみてください

天気の良い晴れた日の朝

海はべた凪

風は心地よい東の風

気温も水温もそれはもう

申し分の無い

穏やかな日本海

一人、カヤックに乗り

気持ちよくパドルを漕ぎ

約１km沖合

浮いているのはただ一人

気持ちよく魚のあたりをとる

ファーストヒットは

真鯛

45cm弱の

綺麗な

食べごろサイズ

にっこり笑いながら

ネットイン！

そんな、贅沢な時間

危険のきの字もない

平和なひととき

魚探の反応は薄いものの

ジグを落とせば

何かしら反応してくれる

今日は初めて

太刀魚をゲット！

銀色に美しい魚体に見とれ

カメラのシャッターを押す

小さいので、リリース

いやー楽しい

さぁ、次のポイントへ

パドルのシャフトを握り

勢いよく漕ぎ始める

と、その時

ボギィ！

ん？

左がやけに軽い？

抵抗がない？

ふと、ブレード部分を見ると

無い！？

急いで後ろを振り返る

するとそこには

ブレードがゆっくりと

透明な

蒼い海に吸い込まれて

沈んでゆく

それはそれは

ゆっくりと・・・

一瞬、笑いがこみ上げる

はぁ？

そして、青ざめる

予備パドルの存在も気づかずに

約１分間

それは長い１分間

潜って取りに行くか？

カヤックを押してバタ足で帰るか？

どうする？

頭の中は混乱

で、やっと予備パドルに気づき

ホット胸をなでおろす

予備パドル、使うことは無いだろうと

タカをくくっていましたが

良かった、積んどいて

本当に良かった（汗）

半分涙目になりながら

予備パドルで無事着艇。

後日、購入したところに問い合わせ

6月に購入して

まだ数回しか使っていないのですが

かくかくしかじか・・・

軽くて使いやすいので

いいパドルを購入したと

喜んでたのに残念な旨を伝えると

直ぐに対応してくれた

購入したショップさん

クレーム対応で販売元に連絡するとのこと

まぁ、一週間もかかるのかなぁなんて思っていると

直ぐにメールが

内容は、

大変申し訳ありません。直ぐに新しいのを送らせていただきます。

とのこと、

良心的だなぁと

感心していること

約２日

手元には

新しいパドルと

予備パドル

それと

丁寧な詫び状

なんて神対応なんでしょう♪

それでは、ただちに海へ行けるじゃんと思っていたら

台風です時化です

ハイ、おとなしくしています。

「危険は段階を踏んで訪れると、
　思い込んでいるわけ
　新しいパドルも折れるよと言われても、
　予備パドルを持っていかないのと同じ」